ゴドロー線
郊外電車

駅ホーム

地下鉄2号線・Örs vezér tere駅

ショッピングモール

このゴドロー線、実は東駅まで延びていた。1970年に地下鉄2号線がデアーク広場とオルシュ・ヴェゼール・テレ間で完成し、郊外電車の始発を東駅よりここに移した。左下の写真は線路が東駅方面にケレペシ通りと平行し延びている。架線は既に取り外されているが、線路はFogarasi通りで東駅方面へは切れている。ただ、ここでKõbányaの地下鉄車庫への引込線とは繋がっており、この架線が取り外された線路をBKVのディーゼル機関車が郊外電車の保線のため走っている。真中下の写真は、奥に郊外電車の駅を見る。右下は、3番線ホーム。この線路だけが東駅方面に延びている。Fogarsi通りから東駅間のケレペシ通りだが、所々異常に幅の広い歩道があり、郊外電車の線路が敷かれていた跡ではと思う。

Cinkota駅

ブダペスト市16区にあり、この駅よりチョモール線が出ている。
オルシュ・ヴェゼール・テレより14分。ゴドロー線の車両区も
ここにある。ハンガリーのクロニカによると、1074年ゲーザ、聖ラースロー両王子が対サラモン王、モジョロードの戦いの前ここに宿泊した。これによりこの地区にはラーコシュチャバ、グバチュのように王子領かあったようだ。

Gödöllõ・Szabadság tér駅

ゴドローの名所は何と言ってもグラシャルコビッチ宮殿
郊外電車を降りるとすぐ目の前。
ヨーロッパではベルサイユ宮殿に次ぐ大きさのバロック宮殿。
1735年ごろ建築が始まった。グラシャルコビッチ家が途絶え、
その後いくつかの貴族の手に渡り、ハンガリー政府が買い
取った。1867年、フランツ・ジョーゼフ、ハブスブルグ皇帝
そして皇女エリザベートに贈られた。エリザベートはウィーンの
宮廷生活を嫌がり、この宮殿で2000日以上を過ごした。
彼女はここで大好きな乗馬や散歩を楽しんでいた。
中には1749年完成の宮殿礼拝堂があり、当時はこれが最も
大きなものの一つであった。1751年にはマリア・テレージアも
訪れている。
月曜日は休館日。

Gödöllõ駅

ゴドロー線終着駅。国鉄ゴドロー駅は直ぐ横。

ORS VEZER TERE駅
Godolloまでの25,6kmを45分で結ぶ。途中のCinkotaよりCsomorまでの支線があり、オルシュ・ヴェゼール・テレよりチョモルまでの直通運転(23分)もある。HEV郊外電車4路線のうち唯一左側通行。(左側通行を段階に右側通行へ変えたいったが、システム装置変更に資金が無くなり現在に至っている。国鉄では東駅とRakos駅間が左側通行)
朝は郊外電車と平行しているケレペシ通りが混んでおり、それを避けたい通勤通学の乗客が郊外電車に集まり車内は混み合っている。
この駅の反対側に地下鉄2号線の駅がある。また、市電の3番、62番も走り、ショッピングモールや大手家具店があり広場は賑わっている。